僕とグーニーズと妄想と
すっかりグーニーズ漬けになった僕は、毎晩布団にこもっては妄想アドベンチャーに出発していた。
浮かべる妄想は決まって同じシナリオ。
スピルバーグとリチャード・ドナーが日本でオーディションを開催し、
同じ小学校の好きな女の子と一緒にグーニーズ2への出演が決まるという、
誰が聞いても恥ずかしい、正に夢物語。
「大好きなグーニーズのメンバーと、そして、大好きなみっちゃんと一緒に競演できるなんて夢の様です!」
などと夢心地で妄想記者会見に臨むもんだから、本当に困ったローリングドリーマーだ。
さっさと夢から目を覚ませといいたい。
小学校6年生になると、僕はできたてほやほやの漫画クラブに所属した。
今まで妄想し続けてきた物語を、紙の上に具現化するときがやってきたのだ。
僕はさっそくグーニーズの新作を自分の手で漫画化する事を決意した。
すでにファミコンのゲームでグーニーズ2が発売されていたので、
タイトルは「グーニーズ3」とした。うん、そのまんまだね。
さすがに妄想そのままの漫画にするわけにはいかないので、
グーニーズの続編を自分なりに都合よくイメージしていった。
仕上がった漫画はこんな内容だった。
1コマ目 レストランの全景 タイトルでGOONies3
2コマ目 マイキーのドアップ「大変だ!チャンクがさらわれた!!」
3コマ目 驚くグーニーズのメンバー「なんだって!!」
なんと、たったの3コマで終了・・・なんだって!!
4コマ漫画にもなってないよ!!
チャンクがまたさらわれてるし。新鮮味ないよ!
妄想と構想ばかりが広がって、まとめきれずに飽きてしまうのは子供の頃からのようだ。
実家に当時のスケッチブックがあるはずだから、
日本に戻ったらこの漫画をアップしたいと思う。
さて、続編が制作されるという噂が流れては、いつのまに経ち消えになっているグーニーズ。
続編が正式に制作される目処がたてば、是非日本のグーニーズ代表として、この僕が出演したいと思う。
えーっと、ヒロインは台湾代表のビビアン・スーでお願いします。
ドナー!ショーン!童心のままオファーを待ってるぞ!!